弊社のグローバルな企業カーボンフットプリントの計算は、温室効果ガスプロトコルの原則と方法に基づいています。以下の目標を掲げ、基準年度である2023年度と比較して、絶対的な温室効果ガス排出量(スコープ1、2、3)を削減することを目指しています。
スコープ1および2
2030年までに、温室効果ガス(CO2e)の絶対量を2023年比で42%削減します。そして2050年までに90%削減します。残りの10%排出量は、高品質の補償プロジェクトでカバーされます。
スコープ3
2050年までに、温室効果ガス(CO2e)の絶対量を2023年比で90%削減し、残る最大10%の排出量は二酸化炭素を貯蔵するための高品質の補償プロジェクトでカバーします。
しかし、それだけでは十分ではありません。そこで現在、スコープ3における温室効果ガス排出量削減の中間目標の達成に取り組んでいます。そのために、気候戦略の体系的な開発が2024年初頭に開始されました。
RATIONALではなぜ持続可能性が取締役会のテーマであるのか、なぜすべての企業がグローバルな責任を果たさなければならないのか、そしてなぜ環境、コミュニティ、責任という3つのテーマが同等であるのかを、RATIONAL AGのペーター・シュターデルマンCEOが説明します。
気候を保護します。
温室効果ガスの排出量を削減し、避けられない排出量を相殺します。弊社では、自社のエネルギー消費量と弊社製ユニットのエネルギー消費量を継続的に削減しています。そのために、環境にやさしい技術とインフラ(建物、 IT)を導入し、未来志向で活動し、再生可能エネルギーを利用しています。
資源を保全します。
社内、製品、バリューチェーンにおけるあらゆる種類の資源の使用を回避し、削減します。私たちは資源を保全し、循環して使用します。
スコープ1&2: RATIONAL自身の事業
スコープ3.11:販売された製品の使用
スコープ3.1:購入した商品およびサービス
スコープ3(その他): 弊社のバリューチェーンにおけるその他の排出量
1. 調理システムは食品の加熱に用いられます。そのため、比較的多くのエネルギーを消費します。このエネルギー消費によって弊社のCCFスコープ3.11が非常に大きくなります。RATIONALはマーケットリーダーとして、常に高い品質と製品の長い耐用年数を約束してきました。現在、弊社はCCFの算出にあたって、12年のライフサイクルで計算しています。つまり、調理システムが12年間で消費するエネルギーの量を推定します。長い耐用年数により、CCFスコープ3.11がさらに向上します。
こうした長い耐用年数は経済的な観点からお客様にとってプラスになりますが、環境的な観点から見ると、RATIONALの旧型ユニットの使用はエネルギー、水、洗剤を多く消費するため、常に理想的であるとは限りません。ここで私たちは、お客様に適切なアドバイスをご提供するために、こうした影響をより深く理解することに取り組んでいます。
お客様は、従来の調理器具から幣社の調理システムに切り替え、システムを効率的に使用することで、CO2eバランスを改善できます。グリーン電力を使用すると、CCFはさらに低下します。
2. RATIONALの調理システムのために調達した商品とサービスの排出量は、2番目に大きいカテゴリーです。したがってここでは、サプライヤーとの緊密なパートナーシップが重要です。
3. 幣社の生産現場での冷暖房、電気、ガス、および世界での車両用燃料など、幣社の事業活動におけるエネルギー消費は、スコープ1と2に分類されます。その割合は非常に小さいものの、これをさらに小さくするために継続的に力を注いでいます。
ENGIE Impact によると、飲食業界の年間エネルギーコストのほぼ80%は、エネルギー効率の悪い調理、保存、保管によるものです。レストラン経営者の方々がより経済的に調理しつつ、環境に優しくあれるために、弊社は調理システムを開発する際に資源の効率的な使用に注意を払っています。
機会の均等を促進。
私たちは、人々の多様性を歓迎します。これは、弊社に反映されるべきです。誰もが強みと弱みを互いに補い合います。私たちはいかなる差別も容認しません。生涯にわたる学習と能力開発を促進します。パートナーやお客様のもとでもこれを重視します。
福利を支えます。
1. 私たちの願いは、業務用厨房で調理するお客様に最高の調理ツールを提供することです。90万台以上の調理システムを設置し、厨房での日常業務を簡素化し、改善してきました。これにより、世界中の大型厨房や業務用厨房で働く多くの方々が、より安全で、より良く、より健康的に、よりストレスなく作業できることを可能にします。
2. 健康的で安心できる、有意義な職場を保証し、尊重と公正な待遇を自らの特徴としています。私たちは、企業の利益に沿いつつ、従業員個人のライフプランと幸福をサポートします。
透明性を確保。
私たちは、規制の遵守に関する透明性を確保し、従業員やビジネスパートナーにガイドラインをオープンに伝えます。私たちは、高レベルかつ測定可能な目標を設定し、これを一貫して追求し、進歩を遂げています。
パートナーシップの強化
私たちは、バリューチェーン全体にわたって、人と労働者の権利の保護に努めています。また、パートナーと緊密に交流し、協力関係を築くことで、イノベーションを迅速に実現します。私たちは、社会の健康的な食生活のために積極的に取り組んでいます。
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ABB社の研究 料理の種類を増やしながら、エネルギーと水の消費量を削減。 |
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