プレッシャーから解放され、スタッフに余裕が生まれる

RATIONAL iVario Proから煮りんごを取り出しトレーに移すベーカリー職人。

ハイジの工房には、RATIONALの旧型スチコンが現役で稼働している。「10年前に購入して以来、毎日、十分すぎるほど働いてくれているため」導入コストはとっくに回収したと宮下さんは話す。「昔は職人の勘や経験を頼りに製造していましたが、最新機器を導入することで経験の差を埋めながら安定した品質が可能になりましたし、投資額回収を5年償却で考えれば、1ヶ月の金額は人件費より安いのです。機器の導入で作業に余裕ができれば、作業も丁寧になるし、お客様と向き合う時間もできる。結果、売上げアップにもつながるはずです」。

職場環境やスタッフのメンタル面にもプラスの変化がもたらされた。カレーやカスタードクリームをガス台で調理していた時は、工場内の温度がサウナ並みに上がっていたが、iVario Proでカスタードクリームとカレーを同時に調理するスタッフに聞いてみた。「同時調理していても暑くならないから夏の作業も楽でした。調理パンが浅くてかき混ぜやすいし、そもそも焦げつくことがないのでかき混ぜる回数も減りました。この場を離れることがあっても、設定温度になると自動的に加温が止まるので慌てることもありません」と作業の負担が減ったことが伺えた。

ハンバーグやフルーツのコンポート、ドライフルーツのボイルなどの仕込みにも活躍している。温度を正確に保てるので、素材の香りや色を壊さず仕上がる点も気に入っているそう。「ただ速く、大量にできるだけじゃなく、クオリティを落さずに効率が上げられる調理器具です。ハンドシャワーと排水が付いているので、洗浄も簡単で本当に助かっています」と宮下さん。

iCombi Proは「どんなパンも焼けるし、iCombi Proにしかできない食感に焼き上がるのが魅力」だ。看板商品のクレセントは目が詰まってみしっと食べ応えのあるパンで、カリっとした部分ともちっとした部分のコントラスト、適度な塩気が人気の秘密だ。その独特の食感はデッキオーブンではできない。成形後に時間をおかずiCombi Proに入れ、風で表面を焼き固めてふくらまないようにするのがポイントだ。「人気が高く、利益率も高い商品を短時間で焼き上げられるのは大きなメリットですね」。

作業負担を軽減しつつ、人気商品の増産に成功

業務用キッチンでRATIONAL iVario Proのパンでシチューをかき混ぜるシェフ。

人気のカレーパンを増産したいという思いが、iVario Pro導入のきっかけであったが、最新機器は増産だけでなく、より店の特徴を打ち出せる商品のリニューアルも後押しした。以前のカレーパンは、作業性を考えてフィリングに鶏挽き肉を使っていたが、圧力調理ができるようになり、牛肉100%に替えて”お肉ゴロゴロ“のカレーパンが完成した。しかも調理時間は以前の半分にまで短縮。「これまではカレーを担当するスタッフによって、味や状態にブレが生じていましたが、iVario Proでプログラムを組んだので、機器の指示に従えば誰でも同じ味、クオリティに仕上げられるようになりました」と宮下さんは話す。おいしくグレードアップしたカレーパンの売上げはさらに伸びている。

導入前の課題
生産数に限りがある
つきっきりの作業
過酷な作業環境(厨房内の温度上昇)
仕上がりのばらつき、焼きムラ

導入しているソリューション
iCombi Pro 6-1/1
iVario Pro 2-S

カスタマーベネフィット
生産性の向上
調理プログラムによる一貫した調理結果
高い調理品質
機器からの放熱を抑え、厨房環境の改善
iCombi Proの自動洗浄
既存メニューのクオリティアップ
人件費の削減

  • ビジネスタイプ
    ベーカリー
  • 中核となる事業
    ベーカリーアイテムの店頭販売
    オンラインショップでの一部アイテム販売(不定期)
  • 地域
    千葉県